導入事例・技術情報

トランスの形状変形でスペースを最大活用

更新日:2021年07月21日

実は当社が製造するトランスの大半がカスタム品です。 カスタム品というと特殊な電圧に対応するようなカスタムを イメージされる方も多いのですが、 今回ご紹介するような形状変形のご依頼も数多く頂いています。 特に工場内のスペースの有効活用や トランスをなんとか製造する機体内に収めたいという 要望がございましたら参考になるかと思います。

そもそものお話ですが、トランスは基本的に

容量が変わらなければ容積を変えることはできません。

 

とはいえ、なんとか許容スペースに収めたいという場合に
有効となるのが形状の変形です。

 

実際に当社が納品している某装置メーカー様で
この形状変形での課題解決事例がございますのでご紹介いたします。

 

元々こちらの装置メーカー様では

トランスBOX(ケース入りトランス)として
外置きしておりました。

 

本来は装置に組み込めればベストではあったのですが、
高さ方向に制約があるために見送っておりました。

 

そこで、当社がご提案したのが「伏せ型」のトランスです。

 

一般的なトランスは縦に置くものですが、
横向きに寝かせて許容スペース内に設置できるように専用設計。

 

「伏せ型」にしたことで装置の機体底部スペースへの搭載が可能になり、
外置きしていたトランスBOXの設置スペースを
まるまる無くすことに成功しました。

 

BOXではなくなったことでケースや配線材も削減できたため
コストダウンも実現。

 

さらに、このお客様からは3D CADのデータを頂いて
幅・奥行方向の変形にも対応したトランスの設計と製造も
追加でご依頼いただきました。

 

・外置きのトランスが現場のスペースを圧迫している。

・トランスも装置内部に組み込んでしまいたい

・壁掛け設置したい

 

などのご要望がありましたら、
まずはお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

トランスBOX

トランス