導入事例・技術情報

トランス容量の適正化によるコスト低減

更新日:2021年06月02日

御社はトランスを導入するときに 適正な容量のトランスを選んでいますか? 正確な測定ができないことで、やむを得ず 安全のために大きな容量のトランスを選んでいませんか? もしもそうなら、本来必要のないコストを 支払っているかもしれません。 当記事ではその理由を解説していきます。

重要な点はトランスの容量と使用方法の関係あります。



 これまで当社はトランスに関する様々な改善提案を

お客様にして参りましたが、その中でもよくあるのが

「過剰な容量のトランスを選定している」という事例です。


 多くのお客様はクランプメーター等を用いて負荷の測定をしたり、

各負荷の合算に安全率をかけることでトランス容量の選定をしています。



 そうするとどうしてもリスク回避のために

大きくて余裕のある容量のトランスを選定しがちです。


 そこで当社はメモリーハイコーダを用いた

専門技術者による詳細な測定をご提案しています。

 

 電流波形まで計測したデータと

トランス専門メーカーとしての豊富なノウハウから
より正確に必要十分な容量を導き出すことが可能です。


 その結果、現在採用しているトランスが

「容量に過剰に余裕を持たせすぎたトランス」

つまり、「サイズが大きすぎるトランス」だったとするならば
そこに大きな改善ポイントがあります。


 容量が大きくなれば当然トランスのサイズは大きくなります。

 当たり前ですが、大きいトランスは材料も多く使います。

 さらに作るための手間や時間もよりかかるため、

価格は高くなります。


 特に材料に関しては2021年現在、銅の価格が高騰しており、

当社に限らず各トランスメーカーの製品価格に
反映されてくることは間違いないため、

そういった意味でも適正容量の選定は
今後一層重要になっていくのではないでしょうか。


 もちろん、製作している台数が多ければ多いほど

コストの差は大きく開いていきますから、
その分効果も大きくなります。


 特にトランスを組み込んだり、併せて使用する

設備・機械を製作しているのであれば
今後の出荷すべてに関わるコスト削減となるので
効果は非常に大きいと思われます。


 ちなみにですが、トランスのサイズが小さくなれば

工場内や盤内の設置スペース(フットプリント)も
小さくできるという副産物もありますね。

とはいえ、適正な容量のトランスを選ぶことが

重要なことは分かったけれども、
自社だけでは適正な容量を判断しかねる。
リスクが高い。と考えられることもあるかと思います。

 そんな場合にはぜひ布目電機にご相談ください!

当社技術者が測定を行い、
必要十分なトランス容量をご提案いたします。


 まずはメールやお電話にて

お気軽にお問い合わせいただけましたら幸いです。

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