導入事例・技術情報

UL508A盤はラックマウントでも対応できます

更新日:2021年08月25日

布目電機はトランスメーカーのイメージが強く、 まだまだ、電源盤(制御盤・分電盤)を製作していることを ご存じでないお客様も多くいらっしゃいますが、 実は1999年から米国UL規格認証工場のライセンスを取得しており UL508A認証制御盤は3,000面以上の製作実績があります。 今回はそのUL508A規格盤についての事例を ご紹介しようと思います。

皆様は制御盤や分電盤というと
どんなものをイメージされますか?

 

おそらく、一式が筐体(エンクロージャー)に収められた
『自立盤』をイメージされるのではないでしょうか。

 

当社が製作対応できるのはそのような自立盤だけではありません。

 

お客様のご要望に応じて、ユニットごとに分離させ、
ラックマウントするなど、「装置の一部」として組み込む
『オープンフレーム構造』で製作することができます。

 

 

あるお客様の事例ですが、ドライポンプ用電源分電盤の
ご依頼をいただいたことがあります。

 

当初はドライポンプユニットを含めた
自立盤(エンクローズドタイプ)でのUL規格対応の
リクエストだったのですが、

 

コントロールユニットをはじめとしたメカを含めた部分に関しての
規格対応には不確定要素が非常に多く、
装置ごとの認証ライセンスも持っていないため、

当初はお断りせざるを得ないという方向で進んでいました。

 

 

しかしながら、お客様からも強い要望とご提案をいただいたため、
さらに協議を行った結果、

 

「コントロールユニット」と「電源分電ユニット」を分割して、
19インチラックにラックマウント型として組み込み、

 

「電源分電ユニット」部分のみUL認証取得を取得して
製作するという対応で進めることになりました。

 

 

 

UL508A規格対応はもちろん、
配線ルートや配線スペースの確保などの制約も多かったのですが、
これまで蓄積したノウハウを活用することで、
お客様の要望を満たすレベルで製品化を実現しました。

 

 

以上のように、一式を収めた自立盤だけでなく、
お客様の設備や製品に最適なオープンフレーム構造での
製作も対応することが可能です。

 

JIS規格やEIA規格に沿ったラックマウント型だけでなく、
お客様の装置に合わせたカスタムもOK。

 

もしも、制御盤や分電盤の製作や海外規格対応でお困りでしたら
ぜひ一度布目電機にご相談いただけましたら幸いです。

 

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